ハーブセラピストの資格を取りました
去年の5月頃に思い立ってから数ヶ月、コツコツと勉強してハーブセラピストの資格を取るところまで来ました。
それから数ヶ月。
— さかなかおる (@Sakana3k) January 23, 2022
ハーブ検定2級,1級を経て、上級講座と認定試験に合格。
「JHTA認定ハーブセラピスト」を名乗れるようになりました。
よろしくお願い致します🙇♂️ pic.twitter.com/9zhG1v0dte
そもそもハーブセラピストって?
ハーブの効能や利用法、栽培方法、ハーブティーの美味しい淹れ方やブレンド、さらには歴史など、ハーブについて学び、その知識を人に伝え、ハーブを世の中に広めて行くことができる人(資格)となっています。
ちなみに「ハーブ」とは、日本ハーブセラピスト協会の言葉を借りれば、「人々の暮らしにかかわって役に立つ、香りのある草本類の総称」です。
「ハーブの資格」について
日本にはハーブに関する協会がいくつか存在します。
JHTAやJAMHAなどと言っているのがそれで、それぞれが資格を発行しているため、「ハーブの資格」とひとことで言っても、実はいくつか種類があります。
調べれば解りやすくまとめてくれているブログやYouTubeの動画なんかが出てくるので、資格取得を考えている人はまずは調べて、自分が何を目指しているのか考えたほうがいいかも(得体のしれない団体に騙されたりしないためにも)。
自分が取得したのは、日本ハーブセラピスト協会(JHTA)のハーブセラピストの資格。
多くのまとめに書かれているように、主にハーブティーがメインの構成となっています。
JHTAのハーブセラピストについて
協会のページに書かれているとおり、まずは検定2級,1級の取得、または、それに対応する講座を受講した後、認定試験を通過して会員になると、晴れて認定ハーブセラピストを名乗ることができるようになります。
ハーブセラピストとは|ハーブ検定|日本ハーブセラピスト協会
ちなみに、自分は2級,1級は通信講座を受講しました。
通信講座は、テキストとテイスティング用のハーブが自宅に送られて来るので、テキストを自分で読み進め、実際にハーブティーを飲んだり、時には育てたりして、毎月ごとに課題のレポートを提出する必要があります。
ここからは自分の感想ですが、資格取得だけを考えるなら通学講座やオンラインの講座を受けた方が圧倒的に楽だと思いますw
まず自分でコツコツと勉強するやる気がある人じゃないといけないし、レポート課題はぶっちゃけ認定試験よりも大変でした。テキスト+αのことを興味を持って自分で調べたりできる人じゃないと大変そう。
自分の場合は、資格取得よりは”ハーブについて勉強したい”というのが目的だったので、通信講座で逆に良かったと思います。自分の好きなペースで好きなときに進められるし、コロナ渦だったというのもあるので。
また、テイスティング用のハーブと書きましたが、JHTAはハーブティーをメインにしているというのもあり、各種ハーブをすべて、実際に、何度も飲んでみる必要があります。そして、感じたこと、味や香りに関してや、新たな発見などを日々記録しなければなりません。
認定試験が難易度的にどうなのかというのは、自分は他の協会の試験を受けたことがないのでわかりませんが、「テイスティングがある関係で他のやつにした」という話は見かけたので、場合によってはハードルが高そう。
他にも実際に土を触って育ててみたり、ハーブを利用して料理してみたりと、座学だけでOKというものではなかったです。
しかしながら、資格取得後にハーブを利用したものを人に提供したり、講座を開いたりしたいというならば、自分が試したことも無いものを人に勧めることはできないはずなので、JHTAのハーブセラピスト資格はとても良いものだと思いました。
上級講座と認定試験は、協会におもむいて対面で行いました。
短期集中2日間コース。週をまたいで1週2週で行ってきました。
普段は数人の受講者がいるみたいですが、今回は自分ひとりだけでした(悲しい)
オミクロン真っ只中というのもありますしね。
余談ですが、認定試験について特に調べていなくてマークシート方式だと思っていたら、ガッツリ記述式でビビりました。通信講座で真面目にやっていたおかげで特に問題ありませんでしたが。
落とすことが目的ではなく覚えたことの確認が目的の試験だと思うので、そんなに身構える必要はないと思います。
カリキュラムにも書いてあるのですが、認定試験後にはプチパーティーがあり、ケーキやサラダを作ったり、色々ハーブティーを試したり、グリューワイン(ワインと香辛料などを温めて作るカクテルの一種)を作って飲んだりして楽しかったです。
ところで……つまり、この感染状況の中わざわざ東京におもむいて何やかんやして帰ったわけですね。しかし、何も知らず甘く見ているというわけではなく、ワクチン接種や病床の状況がどうだとか、重症化率や他国の状況など、いろいろな情報を総合的に判断して問題ないと思ったからです。分科会の尾身会長と小池都知事でも言っていることが食い違う時代ですから、自分で正しい情報を取捨選択できることが重要です。
突然なんの話をしているんだと思うかもしれませんが、これはハーブセラピストとしても重要なことであり、例えば歴史は新たな遺物の発掘で突然書き換わったりしますよね。テキストにも人類とハーブの関わりということで歴史について書いてありましたが、「アウストラロピテクス」と書いてあって気になりました。現在では最古の人類は「サヘラントロプス」とされています。
つまりは植物も新たな発見によって今までは効果があるとされていたものが実は逆効果だったということに変わることもあり得るわけです。
そんな大発見はなかなか無いかも知れませんが、例えば、植物の系統分類なんかは変更されつつあり、テキストや見るページによって書いてあることが異なったりします。実際、自分が勉強しているときにもこれに直面して混乱しました。
リンデンバウムの科名を調べてるときによくわからなくなったやつ。セイヨウシナノキのwikiの科名が僕が見たときにはアオイ科だったのにまたシナノキ科に編集されてた。
— さかなかおる (@Sakana3k) August 24, 2021
結局なんなんだよこれと思って調べてたらシナノキ科についてのwikiに答え書いてたわhttps://t.co/IZITHROc9V https://t.co/u1GHUI7dQC pic.twitter.com/fysaTnSlWR
まぁ何が言いたいかという、今ってエセ科学に騙されたりする人たちが多い世の中じゃないですか(偏見)。いろいろ調べてソースを精査したり、正しい情報を取捨選択する力はものを教える立場では特に重要ですよねって話です。後は古い考えはさっさと捨てて最新情報にアップデートすることができる力。
今後について
講師の方々にも聞かれたものの、自分はただ勉強したかっただけなので何も考えてないんですよね。
JHTAにはハーブセラピストの更に上に、ハーブセラピーインストラクターやスペシャリストの資格があるので、落ち着いたら進んでみても良いかも。
また、自分は日本のハーブ、いわゆる和ハーブに興味があるので、それについて勉強しても良いかもしれません。まぁ、基礎を固めてしまえば後は知っているハーブの種類を増やしていくだけというのもあるのでこれは独学で良いかもしれません。
最後におすすめブレンド
一応は人にオススメしたりできる立場になったので、講座の中で実際にブレンドしてみて自分が良いと思ったものをご紹介。
- タイムを加えた喉すっきりブレンド
タイム3:レモングラス5:オレンジピール1:ローズヒップ1
タイムは数あるハーブの中でも強力な殺菌力があります。乾燥して喉の不調を感じる季節には、この殺菌力で喉をスッキリさせたい。しかし、タイムには特有の強い香りがあり、飲みにくい人も多いかもしれません。
そのため、飲みやすいレモングラスを味の中心として、香りのアクセントとしてタイムを加えるのがなかなか良い。レモングラスのところは、気分に合わせてジャーマンカモミールでも良いかもしれません。
ちなみに、オレンジピールやローズヒップは葉や花ではなく無い硬い素材です。つまりお湯を注いでからの浸出に時間がかかるため、素材を少し多くするか細かくすると良いかもしれません。
- 香りも見た目も◎、リラックス効果が期待できる まろやかティー
ブルーマロウ1:ジャーマンカモミール2:ローズレッド1
元はどこかで見かけたものですが、私のお気に入りのブレンドです。
まず、素材の色が青、黄、赤で見栄えがよいところが好きです。ティーの味を形づくるのは香りですから、強く香るカモミールのリンゴのような香りと、ローズの甘い香りによって美味しく仕上がっています。そしてマロウは、ティーをふんわりとまろやかにしてくれています。