昔オカンが欲しくて買ったDVDを引っ張り出してきて入隊。
筋トレのすばらしさを知った。
ビリーズブートキャンプ
もはやその存在すら知らない人も多いかもしれない。
かつて日本で大流行した「自宅でできるエクササイズプログラム」で、米軍の基礎訓練をベースにビリー・ブランクス氏が考案したもの。
口コミを見ても、そのダイエット効果は極めて高いと話題。
筋力をつけるのに効率的な動きに古いも新しいもないと思うので、令和になった今でもオススメである。
実際プログラムの中には、よくYouTubeに上がっているような「〇〇分でできる筋トレ」などで見たことのある動きがたくさん登場していた。
ちなみにビリーズブートキャンプには「令和版」が存在するらしい。
帰ってきたビリー隊長による日本人向けに強度を落とした約30分間エクササイズらしいが、やはり旧式「平成版」の方がよいと思う。
令和版はビリー隊長自身がだいぶ衰えているように見えるし、平成版はガチできつくて効いていることを実感できる。
7日間のトレーニングプログラム
平成版は以下の4つのプログラムに分かれており、7日間でも効果が実感できることが売りになっている。
- (1,2日目)基本プログラム 約1時間
- (3,4日目)応用プログラム 約1時間
- (5,6日目)腹筋プログラム 約30分
- (7日目)最終プログラム 約30分
ちなみに、あえて貼ることはしないが違法アップロードされまくっている。
DVDに特にプロテクトがかかっていなかったらしく当時は海賊版DVDも横行していた。
基本プログラム
普段から運動していないような人間にとっては、最初からもうガチでキツイ。
というかほぼついていけないと思う。
最初に入念なストレッチから入るが、運動とは無縁の生活をしていた人は自分の体の硬さにもビビることだろう。
ストレッチをしても十分な筋力がついていない人は体のあちこちを痛めたりする。自分も腰痛になったりした。当時も腰痛になる人が続出だったらしい。そのことからもわかるように旧式は初心者にはかなりハードである。
基本プログラムは、腕と足、そして軽く腹筋もあり、まずは全身の筋力をつけろといった感じか。
米軍の基礎訓練をベースにしているだけあり、ジャブやキックが多く取り入れられている。
合間合間にはスクワット。デブはまず足腰から鍛えろということか。
そして”ビリーバンド”を使って腕のトレーニング。
ビリーバンドとは当時DVDとセットで売られていたトレーニングチューブで、筋肉の負荷を上げるためのもの。似たようなものが普通に売られているので買おうと思えば買える。
というか今ちょうど令和版ビリーのための正規品が売られているようだ。
しかしDVD内でビリー隊長も言っているのだが、初心者はビリーバンドなしでもキツく、十分な効果が得られるのでまずはバントなしでよいと思う。
ちなみに自分はバンドを持っていないので、負荷が足りなくなってきてから両手にダンベルを持ってやっている。
当初、おじさんはあまりのついていけなさに基本プログラムだけを1週間くらいやって、多少はついていけるくらいの筋力をつけてから次に進んだ。
応用プログラム
基本プログラムと同じく、さらに強度を上げて全身を鍛えていく感じ。
やはりジャブやキックが多めなのだが、基礎よりもだいぶキツイ動きが増えている。
序盤から登場する”ランジ”という下半身を鍛える動きでは、慣れていないうちは足が引きちぎれるかと思った。
あとはYouTubeでもよく見かける”バーピー”とか。慣れていないと信じられないくらい息切れする。
それから筋トレに詳しいわけではないので名前がわからないが、四つん這いの状態から犬のようになって片足を上げる動き。ケツがやばいことになる。
慣れてくると映像を見る余裕も生まれてくるのだが、ビリー隊長からみて左後ろにいる女が序盤ふざけていて隊長が横に行って怒るところが見どころだ。
そして女性メンバーばかりのなか2名の男性隊員がいるのだが、男の方が動きについてこれていないところが癒しである。
腹筋プログラム
とにかく腹筋を鍛えるプログラム。腹を横から上下までとにかく鍛える。
当然最初はキツいが、何日もやっているうちに腹筋がついてくる。特にプログラムの最後の筋力を試す”V字バランス”でそれを実感できる。
ここまで約1時間のプログラムだったのに腹筋は30分ほどしかないのですぐ終わる感じがする。特に腹筋は効果が出やすいらしく、慣れてくると一番楽なプログラムになってしまう。これに甘えて、「時間がないから」と基礎や応用をやらなくなると習慣の崩壊につながってやばい。
最終プログラム
基礎や応用の動きを倍速にして30分程度に収めた感じ。
パンチ、キックが特に多め。
撮影場所もスタジオから屋外になっていて、なんか最後の祭りって感じで体感とても早く終わる。最後まで頑張ったボーナスステージか?
とりあえず4か月頑張ったおじさん
最初はあまりのついていけなさに、基礎プログラムだけをある程度ついていけるようになるまでやっていた。
慣れてきてからは、適度に休憩日を挟みつつ基礎2日,応用2日,腹筋2日をやっている。
最終プログラムは腹筋の予定じゃない日に「やる時間がない~」という日にとりあえず30分だけでもやるために使っている感じ。
見せられるような写真はないのだが……
2か月くらいの時点で、血液検査で肝臓の数値が劇的に良くなってビビった。
体も他人から見ても引き締まったことがわかるらしい。
体重に関しては劇的に減ったようには思えない。
というのも特に食事は制限していないというのもあるし、筋力ゼロに近い状態から始めると筋肉が増えて最初は逆に体重が増えたりした。
痩せないのに筋肉だけ増えてレスラーか力士のようにしかならない。
だが明らかに体の変化は感じられる。
特に重いものを持ち上げるとき。重かったものが軽々持ち上がったりする。
ゲームで筋力数値が足りなくて武器が使えないのってこんな感じかと思った。
続けるためのコツ
習慣化する以外にない。
とにかく先に決まった時間にスケジュールに予定を入れて、予定どおり実行する。
それをモチベーションとか関係なく習慣で出来るようにするしかない。
今は習慣化が解けないように休みは1日で、2日続けてサボることはしないようにしている。
あってよかった道具
ヨガマット
絶対いる。
最初は奥に敷いてあるパズルみたいな床をホームセンターで適当に購入して置いてみたのだが、裏に滑り止めの工夫をしたりしてもズレてダメだった。
ヨガマットは足が滑らないように本当によくできている。しっかり踏ん張れて効率が上がる。
ダンベル(負荷を上げるもの)
本当はビリーバンドがいいけど、もともと家にあったダンベルを持ってる。
棒くん
もともと部屋にあった用途不明ナゾの棒。重量1kg。
腹筋プログラムで上半身を捻る動作の際に肩に箒などの棒を乗せるといいってビリー隊長も言っている。